【ネット販売の運営者情報を調べる人はどれくらい?】男女500人アンケート調査

現在は通販サイトが多様化しており、「大手企業が運営する日本国内のネットモール」や「企業による出品」だけではなくなりました。

個人で通販サイトを運営する人もいますし、海外通販サイトから商品を取り寄せられるサービスもあります。

通販サイトが多数あるなかで、「商品は魅力的だけど、サイトや運営者が何だか怪しい」と感じた経験をもつ人もいるのではないでしょうか。

そこで今回はインターネットでの購入経験がある男女500人を対象に、「ネット販売の運営者情報」に関する意識調査を実施しました。

【調査概要】

  • 調査対象:インターネットでの購入経験がある人
  • 調査期間:2026年1月14日~15日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:500人(女性342人/男性158人)
  • 回答者の年代:10代 1.2%/20代 20.0%/30代 31.4%/40代 27.2%/50代 17.2%/60代以上 3.0%

ネット購入・申込時に運営者情報を調べる人は80.4%

ネット購入・申込時に運営者情報を調べる人の割合

インターネットでの購入経験がある500人に「ネット購入・申込時に運営者情報を調べるか」を聞いたところ、「ほぼ毎回調べる(20.4%)」「調べたことがある(60.0%)」が合わせて、80.4%でした。

多くの人がサイトの運営者情報をチェックしてから購入・申込に移ることがわかります。

商品・サービスの購入には金銭のやり取りが発生しますし、個人情報の入力を求められることも多くあります。

そのため「信頼できる運営者なのか調べておきたい」と考える人が多いのですね。

男女別に集計すると、以下のような結果となりました。

男女別ネット購入・申込時に運営者情報を調べる人の割合

男性は「ほぼ毎回調べる(29.1%)」という人だけで30%近くになっていることが特徴的です。

男性は運営者情報を重視しており、運営者情報のチェックを「ネット上でアクションを起こす前のルーティン」にしている人も多いと推測できます。

女性は男性に比べて「ほぼ毎回調べる(16.4%)」と答えた人は少なめ。

「調べたことがない」という人も20%を超えており、男性に比べると運営者情報をチェックしていない人はやや多い傾向があります。

とはいえ、男女とも80%前後の人が運営者情報を調べたことがあり、気になったときに運営者情報を調べるのは、一般的な行動だとわかりました。

サイトの運営者情報の確認方法1位は「ネットで検索する」

サイトの運営者情報の確認方法

「サイトの運営者情報の確認方法」は「ネットで検索する(63.0%)」がダントツで、全体の6割を超えました。

2位「公式サイトを見る(33.2%)」、「SNSで探す(15.0%)」が続きます。

男女別に集計すると、以下のような結果となりました。

男女別サイトの運営者情報の確認方法

男性は「AIに聞く(10.8%)」という人が、女性よりやや多くなっています。

具体的には「生成AIで、『◯◯に出品している△△という販売者について調べて』などと検索している」という声が寄せられました。

運営者についての詳しい情報がなかなか探せないときにも、使える方法です。

一方女性は、男性に比べると、「SNSで探す(17.0%)」と答えた人が多くなっています。

女性のほうがよりSNSとの親和性が高く、情報収集にもSNSを使う傾向が読み取れます。

男性がサイトの運営者情報で「信頼できる」と判断するポイントは「情報が多い」

男性がサイトの運営者情報で「信頼できる」と判断するポイント

男性が「サイトの運営者情報で信頼できると判断するポイント」の1位は「情報が多い(28.5%)」でした。

以下、2位「ポジティブな口コミがある(15.8%)」、3位「メディアで紹介されている(11.4%)」、4位「情報が更新されている(10.8%)」、5位「実績がある(9.5%)」という結果になっています。

「さまざまなチャネルから十分な情報を得られること」が信頼感の土台になっているとわかります。

十分な情報を得たうえで、「対応がいい」「販売実績が多い」などのポジティブな内容が多ければ、信頼感は高まります。

口コミやメディア掲載といった第三者による評価も上位に入っており、自分の感覚だけではなく客観的な評価を重視する姿勢も読み取れました。

1位 情報が多い

  • 運営している人や会社の名前のほか、「住所」「連絡先」がきちんと書かれているサイトは、信頼できると思う(20代 男性)
  • Xで検索をしたときにたくさんヒットする(30代 男性)
  • 多くの情報が出ているのであれば、ChatGPTなどである程度根拠をもって信頼できるかどうかの情報が得られるので、それをもとに判断する(40代 男性)

1位は「情報が多い」でした。

「サイト内に情報が多い」と「検索したときに口コミなどの情報が多くヒットする」というふたつのパターンが挙げられました。

いずれにせよ、情報が多いことで判断材料が増えます。

また運営者自身が公式の情報を多く開示していると、ユーザーにとっては「透明性がある運営」と感じられて、安心感や信頼感につながります。

2位 ポジティブな口コミがある

  • 個人ブログなどに良いレビューなどがある(30代 男性)
  • 口コミや評価が高いところ(40代 男性)
  • 口コミサイトの星の数を参考にします(60代以上 男性)

2位は「ポジティブな口コミがある」でした。

公式の情報は、いいことばかり書いているのではないかと感じる人もいます。

口コミが重視されるのは、公式や運営者自身の言葉よりも、ユーザーの声のほうがリアルだと感じられるからです。

とくに、個人ブログや口コミサイトなど運営者が直接管理していない場所での評価は、「作られたものではないリアルな評価」という安心感を生みます。

星の数やレビュー内容が安定して良い場合には、多くの人が「信頼できる運営者だろう」と感じやすいとわかりました。

3位 メディアで紹介されている

  • テレビや雑誌に取り上げられていると信頼できる(30代 男性)
  • 「メディアで紹介されている」が一番信頼できる(40代 男性)
  • メディア掲載歴が確認できる場合は信頼度が高いと感じます(60代以上 男性)

3位は「メディアで紹介されている」でした。

メディアとは「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」「ネットニュース・ネットメディア」などです。

テレビや雑誌といった媒体には、取材基準や掲載のための審査があることも多いため、「テレビが取り上げるのなら間違いない」などと感じやすいのですね。

どんな企業やどんな商品でも取り上げられるわけではないという前提があるため、紹介されているだけで「お墨付き」を得たような状態に。

評価の客観性を補強するという意味で、メディア掲載は大きな意味をもちます。

つまり実績が浅い段階でも、メディア掲載は信頼を補完する材料になり得ます。

4位 情報が更新されている

  • SNSでの更新回数が多い(30代 男性)
  • 公式サイトが長期間更新されている。SNSを公式運用していて、活動が見える(40代 男性)
  • 公式サイトやSNSで継続的に情報発信している(60代以上 男性)

4位は「情報が更新されている」です。

情報が定期的に更新されているサイトやSNSからは、「きちんと運営されている」「向こうに生身の人間がいて、手をかけている」という印象を受けるもの。

継続的な発信があることで、サイト運営者や企業が活動中であることやユーザーに向き合おうとしていることが伝わり、信頼感につながるとわかります。

サイト運営者にとって「SNS更新」「商品入れ替え」「新着商品のお知らせ」などは手間のかかる作業ですが、日々作業を怠らないことが、信頼感の醸成に大きな役割を果たします。

5位 実績がある

  • 今までの販売実績の良さ(20代 男性)
  • 一定の実績があること(30代 男性)
  • 長期的に運営している実績がある(50代 男性)

「実績がある」が5位です。

実績とは「販売実績・取引実績」「サイトの運営実績(年数)」などです。

実績のあるサイトであれば、「多くの人から選ばれ、問題なく運営・取引されているから、自分も買って大丈夫だろう」と思いやすくなります。

問題の大きなサイトであれば、立ち行かなくなって運営できなくなるはずという思いが背景にあると考えられます。

また個人でサイトを運営しているケースについては、「運営者の個人的な経歴」を挙げた人もいました。

女性がサイトの運営者情報で「信頼できる」と判断するポイントも「情報が多い」

女性がサイトの運営者情報で「信頼できる」と判断するポイント

女性が「サイトの運営者情報で信頼できると判断するポイント」の1位は「情報が多い(30.1%)」でした。

2位「ポジティブな口コミがある(20.2%)」と答えた人も20%以上と、多くなっています。

5位の「知名度が高い」以外は、男性のランキングと顔ぶれは変わっていません。

ただ女性ランキングの特徴としては、「口コミ」「情報の更新状況」など、リアルあるいはリアルタイムの情報を重視する傾向が、男性よりもやや強いという点が挙げられます。

女性は表面的な数値に加え、「実態が見えること」や「新鮮さ」も重視している傾向が伺えます。

1位 情報が多い

  • 会社情報や運営者情報が明確で、顔や実績が公開されていること(20代 女性)
  • 調べて会社名までちゃんと出てくる。口コミがある(30代 女性)
  • 「製品に対する細かな情報」「企業の詳細」がわかると、信頼感がもてる(40代 女性)

1位は「情報が多い」でした。

「運営者の顔写真」「商品の細かな情報」「企業の詳細」など、細かい情報を求めている女性も多くなっています。

情報が多い、あるいは細かい状態だと、運営者の姿が具体的に想像でき、安心しやすくなるからだと考えられます。

「社長のメッセージや会社のビジョンがある」「理念などが書かれている」という声もありました。

女性は単なる概要やスペック説明だけを求めているのではなく、運営者の考え方や性格など人となりの面を重視している姿勢も伝わってきました。

女性向けには、サイト運営者の誠実さが伝わるような情報を掲載する工夫が必要だと考えられます。

2位 ポジティブな口コミがある

  • 口コミで「対応が良かった」などいいことが多く書かれていれば、信頼できると強く感じます(20代 女性)
  • インターネットでサイトの運営者について調べたときに、他の利用者の口コミ評価が高いと信頼できると判断します(30代 女性)
  • SNSなどで良い口コミをたくさん見かけたとき(40代 女性)

2位は「ポジティブな口コミがある」でした。

口コミを探す場としては「口コミサイト」「ECサイトのレビュー」「SNS」などが挙げられています。

実際に使った人の体験を知りたいときに、「対応の良さ」など具体的で好意的なコメントがあると、不安が和らぎ、運営者への信頼につながるからです。

また女性は情報収集の際に、男性よりもSNSを活用する傾向があります。

ECサイト上の単なる「星の数」「評価件数」だけでなく、自分と似たユーザーがどう感じたかという、より具体的な体験談を求めていると推測できます。

3位 情報が更新されている

  • 公式サイトの更新がしっかりされている、常に新しい情報も書いている。Instagramが定期的に更新されている(20代 女性)
  • 公式サイトやSNSの更新度が高い(30代 女性)
  • 定期的に、運営者自らが自分の言葉で情報を発信している場合です(40代 女性)

3位は「情報が更新されている」でした。

情報が定期的に更新されていることは、今もきちんと活動しているという安心感につながります。

また、定期的かつ運営者自身の言葉で発信されているという点を重視している人も。

女性はスペックとともに「運営している人や企業の考え方」も知り、信頼できる人や組織かどうかという判断をしたいのだと考えられます。

つまりただ機械的に情報更新するのではなくて、「想いが伝わる発信」「人となりを感じさせる発信」にするのがポイントです。

4位 メディアで紹介されている

  • メディアでの紹介があると、説得力がある(30代 女性)
  • 「テレビ」「ラジオ」「忖度しない系の雑誌」で紹介されているなど(40代 女性)
  • テレビや雑誌などで紹介されていた。YouTubeで複数の人気YouTuberが紹介していた(40代 女性)

4位は「メディアで紹介されている」です。

メディアで紹介されている点が信頼につながるのは、判断材料として第三者による客観的な評価が加わるからです。

とくに「忖度しない雑誌」「影響力のあるYouTuber」など、簡単に会社や商品を紹介しないと思われる媒体に取り上げられていることがポイントとなっています。

「誰でも紹介されるわけではないところで紹介されているのだから、信頼できるのでは」「この媒体・人が紹介するなら、間違いない」という印象をもちやすくなるからです。

運営者としては、メディア掲載のアプローチをかける際には、ユーザーが信頼してくれる掲載先を慎重に見極める必要があります。

5位 知名度が高い

  • 身の回りで耳にするサイトは信じている。基本それ以外は信じないです(30代 女性)
  • 名の通っているところでしか買いません(40代 女性)
  • よく見聞きする運営者名かどうか(50代 女性)

「知名度が高い」が5位です。

「身近でよく耳にする名前」「大手・有名どころ」というだけで、ユーザーは「今まで大きな問題がなかったから存続しているのだろう」という安心感を得られます。

みんなが使っているのだろうから、自分も安心して使えるはずと思えるのですね。

「知られていないもの」「未知のもの」に対して慎重になるのは、自然な心理。

知名度が高いところだけを利用していると、新興で質のいいサイトを逃すリスクはありますが、安心感はあります。

男性がサイトの運営者情報で「信頼できない」と判断するポイントは「情報が少ない」

男性がサイトの運営者情報で「信頼できない」と判断するポイント

男性が「サイトの運営者情報で信頼できないと判断するポイント」を聞いたところ、1位は「情報が少ない(22.5%)」でした。

以下、2位「ネガティブな口コミが多い(10.2%)」、3位「情報が曖昧(5.6%)」が続きます。

全体として「信頼できるポイントランキング」で重視された項目の裏返しとなるような項目が並びました。

サイト運営者に対する不信感は、判断材料の不足や情報を検証しづらいことから生まれているとわかります。

「情報量が少ない」「情報が曖昧」「情報が古い」「口コミを信じていいかわからない」という状態だと、判断材料が揃わずに、結果として警戒心が強まってしまいます。

1位 情報が少ない

  • 運営者情報が簡素すぎたり、会社名を検索しても公式サイト以外の情報がほとんど出てこない場合は、不安に感じます(20代 男性)
  • 企業名やサイト名でヒットしにくい場合と、口コミがまったくない場合は信頼できません。よほど欲しいものでない限りは利用しません(30代 男性)
  • 公式HPがない。あっても商品説明しか載っていない(40代 男性)

1位は「情報が少ない」でした。

「公式サイトやSNS公式アカウントがない」「公式サイトに載っている情報が少なすぎる」「口コミがない」といった状態だと、信頼していいものかどうか、判断できません。

判断材料がないことで、「信頼できない」「信頼していいかわからない」と思われてしまいます。

「運営者情報が簡素」「会社名を検索しても情報が出てこない」といった場合には、「実態のない企業なのではないか」という疑いも浮かびます。

情報不足は確認不足につながるため「リスクが高いサイトだ」と判断されがちです。

2位 ネガティブな口コミが多い

  • ネットに一定の批判口コミがある(30代 男性)
  • 「配送が遅い」「連絡が滞った」など、マイナスな口コミが多いか否か(40代 男性)
  • 口コミの評判が悪すぎる。また悪評の中身が酷いとき(50代 男性)

2位は「ネガティブな口コミが多い」でした。

情報発信が少ないだけでは即不信感にはつながらないケースもある一方、批判的な口コミが複数見つかると、信頼を大きく損なうことがわかりました。

ネガティブな口コミが多ければ多いほど、ユーザーは自分も嫌な思いをするんじゃないかと予想するからです。

ただ悪い口コミがあるかどうかだけではなく、口コミの内容や数に注目している人が多くなっています。

3位 情報が曖昧

  • 会社名や住所がはっきりせず、調べてもよくわからない(20代 男性)
  • 商品の不良など、トラブルがあったときの対処法が具体的に書かれていない(40代 男性)
  • 個人情報保護法に関するプライバシーポリシーがわかりづらかったり見つけづらかったりする。また不明確な内容であるなど(50代 男性)

3位は「情報が曖昧」でした。

「サイト運営者の会社名や住所」「個人情報の取り扱い」「トラブル時の対応」などは、ユーザー側が金銭のやり取りをするのであれば当然開示するべきと思う情報です。

上記のような情報が曖昧になっているサイトでは、ユーザーからの信頼を得ることは難しくなります。

「トラブル時にちゃんと対応してもらえないかも」「そもそも商品自体、送られてこないかも」などと疑われかねないからです。

ユーザーが当然知りたい情報については、不足なく、かつ明確に示す必要があります。

4位 情報が更新されていない

  • 情報が古い(20代 男性)
  • 公式サイトがあるものの、ほとんど更新されていない(20代 男性)
  • HP上の情報が少なかったり、更新頻度が低かったりする(30代 男性)

4位は「情報が更新されていない」です。

情報が古いまま放置されているサイトは、今も運営されているのかわからないという疑念を生みます。

公式サイトがあっても更新頻度が低いと、管理が行き届いていない印象を与え、信頼性を下げてしまうのですね。

サイトやアカウントを作るだけでの放置は、サイトや企業の信頼性低下につながる行為。

公式サイトを作るのであれば、ユーザーを安心させるのに十分な情報を掲載したうえで、定期的に更新していく必要があります。

5位 口コミが不自然

  • サクラコメントが多い(20代 男性)
  • まったく低評価の内容が出てこず、似たような内容ばかり出てくる(30代 男性)
  • レビューが嘘くさい(50代 男性)

「口コミが不自然」が5位です。

不自然な口コミとは、「同じような口コミが多い」「高評価の口コミばかり」「不自然な日本語でのコメント」などを指します。

似た表現が続いたり、過剰に褒めるレビューばかりが並んでいたりすると、「お金を払って口コミを書かせているのでは」などの疑念が浮かびます。

運営者としては、評価を操作しようとするのではなく、自然なレビューが集まる環境づくりを意識することが大切です。

女性がサイトの運営者情報で「信頼できない」と判断するポイントも「情報が少ない」

女性がサイトの運営者情報で「信頼できない」と判断するポイント

女性が「サイトの運営者情報で信頼できないと判断するポイント」の1位は男性と同じで「情報が少ない(53.5%)」、2位は「ネガティブな口コミが多い(21.1%)」でした。

1位「情報が少ない」は男性と同じですが、女性の場合には男性(22.5%)に比べて、情報量の少なさを挙げた人の割合が53.5%とかなり高くなっています。

女性は男性に比べて、情報が少ないだけですぐ「怪しい」と思いやすいと推測できます。

また「日本語が不自然」という回答もランクインし、海外発のサイトを警戒している人が多いことも読み取れました。

1位 情報が少ない

  • 検索しても情報が出てこない。運営者情報が詳しく載っていない(30代 女性)
  • 運営者の情報があまり掲載されていない(40代 女性)
  • 検索しても住所や電話番号が見つからなかったり、口コミが少なかったりする(40代 女性)

1位は「情報が少ない」でした。

男性同様に、情報が少ないサイトや口コミが少ない運営者については、調べたくても調べようがない状態になってしまいます。

ユーザーは商品購入にあたって安心したいのに、安心できない状況に置かれてしまい、結果として不信感につながるのですね。

ビジネスを始めたばかりであれば、口コミが少ないのは仕方ありません。

ただ、用意できる情報は開示し、ユーザーに安心感をもってもらえるようにしようという姿勢は大切です。

上記のような姿勢が、誠実さのアピールにもつながると考えられます。

2位 ネガティブな口コミが多い

  • 口コミに「対応が微妙だった」などと多く書いてあると、不信感があります(20代 女性)
  • 実際に買った人たちの口コミを見て、あまり良い情報がなかったとき(30代 女性)
  • 基本調べないが、レビューだけは確認している。レビューが悪いと信用できない。悪いレビューの内容も許容ができるか確認(40代 女性)

2位は「ネガティブな口コミが多い」でした。

ネガティブな口コミが目立つと、やはり運営者や商品に対する不信感が出てきてしまいます。

一方で、悪い口コミについても内容を精査するという冷静な声もありました。

「評価が低くても自分が許容できるならOK」という人もいるので、運営者側は低評価を消そうとするのではなく、低評価に対する真摯な対応や改善姿勢を見せることが大切です。

3位 情報が曖昧

  • 運営者名や住所が曖昧。連絡先がフォームだけ。会社名で検索しても実態が見えない(20代 女性)
  • 検索しても運営情報を見ても、認知度も内容もよくわからない(30代 女性)
  • 所在地がはっきりしない(50代 女性)

3位は「情報が曖昧」でした。

運営者名や所在地がはっきりしないという状態は、サイト運営者の匿名性を不必要に高めてしまいます。

会社名で検索しても実態がわからない場合や、住所が誤っていて地図アプリで検索しても建物が出てこない場合などには、会社や運営者の存在自体が疑われてしまいます。

安心して関われる相手かどうかを判断する際に、曖昧な情報しかないのはマイナスに働くのですね。

運営者側としては、所在地や法人情報などの会社概要を明確に示し、誰が運営しているのかを具体的に伝えることが重要です。

4位 情報が更新されていない

  • 公式サイトやSNSの最新投稿やニュースが半年以上更新されていない場合、信用しない(30代 女性)
  • 運営会社のサイトが更新されていない(40代 女性)
  • 公式サイトがあっても、情報が古いと感じたとき(50代 女性)

4位は「情報が更新されていない」です。

半年以上など長期間更新されていないサイトやSNSは、「今もサイトが運営されているのかわからない」「企業やビジネス自体が存続しているのかわからない」という不安を招きます。

情報が古いままだと、サイト運営は続いていても、サービス実態と合っていない可能性も。

そのため更新の止まったサイトは、敬遠されやすくなります。

サイト運営者としては、定期的に情報を更新してビジネスが続いていることを示す必要があります。

5位 日本語が不自然

  • 日本語が拙い(20代 女性)
  • 日本語がおかしな部分(日本人が使わない言い回しなど)を見ると、詐欺サイトかと思ってしまう(30代 女性)
  • 日本語がおかしいサイトは、中国系のサイトだと疑います(40代 女性)

「日本語が不自然」が5位です。

日本語の小さな違和感も、女性にとっては不信感につながります。

サイトの説明文などに不自然な日本語表現があると、「海外の怪しいサイトではないか」「詐欺ではないか」と警戒されやすくなるからですね。

海外サイトがすべて詐欺ではないと理解していても、「日本語でのサポートが不十分だと、トラブル発生時や疑問点があったときに困るかも」といった心配は当然起こり得ます。

海外企業や日本語に不慣れな人がサイトを運営する場合には、ネイティブチェックを入れるなどして、自然な日本語表現を用いるように配慮する必要があります。

運営者情報の確認後に購入をやめた経験がある人は76.4%

運営者情報の確認後に購入をやめた人の割合

運営者情報を確認した後に購入をやめた経験がある人は、「よく(14.6%)」「たまに(61.8%)」を合わせて、76.4%にのぼりました。

8割近い人がサイトの運営者情報を確認したあとに、不信感をもったり冷静になったりして、購入を取りやめた経験をもっていました。

相手の情報がよくわからないまま取引を行うことは、個人情報保護やトラブル回避の面から見て、かなりリスクの高い行動だからです。

男女別でも大きな違いはありませんでした。

男女別運営者情報の確認後に購入をやめた人の割合

まとめ

今回のアンケート調査からは、ネット通販の利用時には運営者情報を確認する人が多いとわかりました。

80%以上の人が運営者情報を確認していたことから、運営者を確認する行動は慎重な人だけのものではなく、一般的な行動であると言えます。

信頼できるポイントとしては、「情報量の多さ」「自然かつポジティブな口コミ」「メディアによる紹介」「情報の鮮度」などが挙げられました。

また、信頼できない運営者と感じた場合には、購入をやめる人も70%以上います。

上記のことから、サイト運営者側には、商品や価格の魅力を押し出すだけでなく、「誰がどのように運営しているのか」をわかりやすく丁寧に伝える姿勢が求められていると言えます。